SWOT分析とは、
Sは strength「強さ」
Wは weakness「弱点」
Oは opportunity「機会」
Tは threat「脅威」
自社の「弱さ」をカバーしつつ、「強さ」を伸ばしアピールすることで、ライバルの動向という「脅威」を考えつつ、ユーザーニーズの「機会」に適応させる戦略。
日産のシーマの例
シーマの「強さ」は、個性的なスタイルと高性能。
「弱さ」は、セルシオより格下のイメージ。
「機会」は、日産への期待。
「脅威」は、新型セルシオの発売。
日産はどのようにしたか
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「強さ」である個性的なスタイルと高性能を高めるため、デザイン部の権限の強化と、横割り組織づくり
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「弱さ」は、セルシオより格下のイメージを払拭するため、中心クラスをセルシオと同じの615万円として、リストラのコスト削減によりオプション品を標準装備にした。
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「脅威」は、8月の新型セルシオの発売に対して、写真入のパンフをディーラーに事前配布し、販売員の試乗会を開催し、翌年1月の発売前にセルシオに流れるのを食い止める努力をした。
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「機会」は、日産への期待と消費者ニーズを高めるため、11月に中間決算の黒字発表をし、「2週間で5000台受注」を宣伝した。
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